2012年10月19日金曜日

10月の研究会報告と11月のご案内

みなさんこんにちは、小見まいこです。

朝晩、冷え込んできましたね。
2012年も残すところ2月半、季節の変化や時の流れを楽しんでいきたいです。

さて、10月の定例会は、
5名の新しい方も加わり、
小、中、高校、大学の先生、大学生、行政職員、NPO、コンサルタント、家庭教師など、
いろいろな背景や想いを持った方が参加してくださいました。

<10月定例会の報告>
日   時:平成24年10月15日(月)19:00~21:00

場   所:新潟青陵大学 6205演習室
内   容:交流ゲーム〜今日呼ばれたい名前、今の気持ち、最近あった○○なこと〜
      授業案のテーマ出し
      グループに別れ、授業案の検討
      全体で発表
      ふりかえり
参 加 者:21名


今回は、対等な関係づくりに有効な交流ゲームからはじまりました。
いろいろな立場や役割の方がいる中で、
一人の人として向き合い、つながる場にしたかったからです。

先生方を「○○ちゃん!」と呼びながら、
緊張していた場も少しずつほぐれていきました。

今回のテーマは、ファシリテーションを用いた授業案づくり。
みんなでテーマを出し合いました。

出て来たテーマは、4つです。

①地域を巻き込んだ授業づくり(総合、美術、キャリア教育)
②思春期の子どもたちの心の変化を見つめながら、相手の立場を考える授業づくり(保健、道徳)
③自立とは何か?自分の力で未来を切り拓くには
④家計を使って経済を考える授業づくり(社会)

各班に分かれて、
テーマ設定の背景や考えなどから話し合いをスタート。



●どの場面で、どのようにファシリテーション(FG)を活用するのか
●ファシリテーションを導入する効果、従来とどこが異なるのか
を話し合う中心の視点としました。


各班とも話し合いは盛り上がりました。

教育の本質について話すグループや
キャリア教育のこれからについて共感し合うグループ、
ベテランの先生と新人の先生が一緒に授業案づくりのために知恵を絞っているグループなど、

時間はあっという間にすぎていきます。





最後は、どのように、ファシリテーションを導入するのかを中心に、
発表をしました。

①地域を巻き込んだ授業づくり(総合、美術、キャリア教育)
→キャリア教育の職場体験前に、学校、保護者、受け入れ事業所が「何のためにやるのか」「ビジョン」を共有する必要がある。様々な立場や背景の人が集うことになるので、その際に、ファシリテーションが有効だ。また、体験後にを真に学び取ったかをふりかえるときに。また、職場体験に注ぐ時間をとるために、学校としてキャリア教育をやるという覚悟が必要なのではないか。


②思春期の子どもたちの心の変化を見つめながら、相手の立場を考える授業づくり(保健、道徳)
お互いつぶやく立場でファシリテーションを活用する
つぶやきを拾うために、ワールドカフェをした後、ロールプレイをする。
なぜ教材にある2人はすれ違ったのか、トラブルに巻き込まれたときにどう対処していくかをファシリテーショングラフィックをしながら具体的に考えていく。

③自立とは何か?自分の力で未来を切り拓くには
自立というキーワードでは、職場体験の場面につながるのではと考えた。生徒同士、職場体験をやり終わった後の共有、保護者や事業所との思いの共有、職員内で職場体験の意味、目的を話し合うときに活用できそうだ。

④家計を使って経済を考える授業づくり(社会)

→導入場面で使うのがいいのではないか。家の家計は何に使っているかを付箋で上げて、光熱費、食費などグルーピングしていく。自分自身の経験しなかった部分も含めて、問題意識を高めながら知ることができるのでは。小学校の先生と中学校の先生がいたので、アプローチの違いなどがわかり、面白かった。

人の授業案でも、自分事のように知恵を絞って話し合ったことで、
各自が自分の授業で活かせそうなことやファシリテーション導入のポイントが見えてきたようでした。

実際授業がどのように展開されるのか見てみたいですね!


発表の内容は、
冨樫さんがファシリテーショングラフィックで書いてくださいました。
「初めての挑戦でしたが、短期記憶が弱い、自分の考えが入ってしまうなど、課題が見えてきました。
 課題が見えてきたからこそ、またやってみたくなりました」と気づきを共有してくれました。

最後は先生方から感想を伺いました。
・明日の研究授業のヒントをたくさんもらいました。
・模造紙に話の内容を書いていくと、気づかなかったことが見えてくると実感。このテーマでいろんなことができると見えてきた。
また参加して自分を高めていきたい。

次回は、高校の英語教員である上山先生から英語教材を用いたファシリテーションの授業を
していただく予定です
ディベートとファシリテーション、両方を体験することで、ファシリテーションとの違い、
メリット・デメリットについて話し合いたいと考えております。

面白い話し合いになりそうです!
みなさんの参加をお待ちしております(^^)

<11月定例会のお知らせ>


日   時:平成24年11月13日(火)19:00~21:00

場   所:新潟青陵大学 6205演習室

参  加  費:500円(お茶菓子と模造紙等の備品購入費としていただいております)

内   容:自己紹介、

      英語教材を用いたファシリテーション、ディベート体験
      ファシリテーショングラフィックを用いた話し合い
      ふりかえり

参加の連絡:ご参加いただける方は、お手数ですが事前に下記までご連絡ください。
niigataft@gmail.com / 025-232-6141(事務局:みらいずworks






2012年9月15日土曜日

9月研究会の報告と10月の案内

みなさんこんにちは、小見まいこです。

9月の定例会は、
ファシリテーター型教師養成セミナーや他研修会に参加してくださった方など、
4名の新しい方が参加をしてくださり、
少しずつ輪が広がり、深まっていることを実感する機会となりました。

<9月定例会の報告>

日   時:平成24年9月10日(月)19:00~21:00
場   所:新潟青陵大学 6205演習室
内   容:アンケートゲーム〜今の気持ち、この会に期待すること〜
      インタビューゲーム〜セミナーのふりかえり〜
      全体で和談後、グループごとに話し合い
      ふりかえり
参 加 者:16名

はじめての方もいらっしゃったので、
アンケートゲームという手法でみんなの今の気持ち、この会に期待することを共有しました。

ファシリテーショングラフィックに初挑戦してくださった先生。
集類しながら書いてくださいました。

・ファシリテーションをどう活かすか、具体的な手法を学びたい
・他業種の方との出会いや学びなど、非日常を楽しんでいる
・教育ファシリテーションを広めるために、本を出したい

など、手法のこと、この場の意味、今後の方向性など、様々な視点でこの会への期待が語られました。

その後は、二人一組になってインタビュー。
5分ずつの短いインタビューでしたが、とても盛り上がりました。

・話を聞いてもらいながら、自分をふりかえることができた。
・少しだけれど自分の道が見えてきた。
・ひたすら聴いてもらい、話すことで、抱えていたものが少しすっきりした。

などの感想を共有しながら、
話すこと、聞くことの意味についてみんなで和談をしました。

今度は4人1グループになり、
インタビュー内容の共有をしながら、
お互いの疑問点やもっと話したいことを深めていきました。


・ファシリテーションというと抵抗を覚える人がいる。ポイントはやはり「可視化」。まずは書いてみようとハードルを下げながら導入していくと良いのでは。

・FGは情報だけでなく、雰囲気や場も見える化するので、話し合いの面白さを実感してもらえるだろう。

・落としどころに落とすためのファシリテーションだと面白くない。落としどころを手放すことで、予想以上の発見が生まれるし、自然と落としどころに落ちていくようだ。


など、興味や関心、疑問を深めながら、
それぞれの班で面白い話し合いがなされていたようです。

次回は、各教科や職員向け研修の導入案や授業案をみんなで持ち寄りながら考える予定です。
ぜひみんなの知恵を借りて考えたいという方ご参加ください!
具体的な導入方法や考え方を得ることができますよー。

お待ちしております(^^)


<10月定例会のお知らせ>

日   時:平成24年10月15日(月)19:00~21:00

場   所:新潟青陵大学 6205演習室

参  加  費:500円(お茶菓子と模造紙等の備品購入費としていただいております)

内   容:自己紹介、

      各教科や職員向け研修の導入案や授業案をみんなで考える

参加の連絡:ご参加いただける方は、お手数ですが事前に下記までご連絡ください。
niigataft@gmail.com / 025-232-6141(事務局:みらいずworks




2012年8月16日木曜日

にいがたファシリテーション授業研究会9月定例会のお知らせ

こんにちは、にいがたファシリテーション授業研究会
事務局の本間です。

8月のセミナーも終わり、ひと段落。
皆さんが残してくださった振り返りシートを読みながら、
様々な気づきと新たな一歩に私自身が前に進む勇気をもらっています。

さて、9月の定例会のお知らせです。
セミナーが終わってすぐということもあり、
あまりテーマを限定していません。
定例会には足を運んだことないのだよなぁと思う方も、
「もっと聞きたかったあのことを聞きたい!」
「研究会メンバーとつながってなにかやりたい!」など、
どんな動機でもOKですので、気軽に足を運んでみてください。

お待ちしております。


にいがたファシリテーション授業研究会
9月定例会のお知らせ



日   時:平成24年9月10日(月)19:00~21:00

場   所:新潟青陵大学 6205演習室

参  加  費:500円(お茶菓子と模造紙等の備品購入費としていただいております)

内   容:自己紹介、セミナーのふりかえり

      ファシリテーション導入の素朴な疑問とみんなで話し合い

参加の連絡:ご参加いただける方は、お手数ですが事前に下記までご連絡ください。
niigataft@gmail.com / 025-232-6141(事務局:みらいずworks