2014年8月8日金曜日

2014年度夏のファシリテーションセミナー「わくわくファシリテーションで学びスイッチオン」、開催しました!

 
皆さん、こんにちは!にいがたファシリテーション授業研究会学生スタッフの角野仁美です。


昨日にいがたファシリテーション授業研究会、第4回夏のファシリテーションセミナーが無事に終了致しました。ご報告致します。
 



8月7日、天寿園にて4回目となる夏のファシリテーションセミナーが開催されました。

今回は、現役中高大学生~学校教員、福祉関係の方々、NPO、一般企業の方、などなど
本当に多種多様な71名の方が、参加して下さいました!

”子どもの持っているやる気やパワーを引き出す授業づくりやクラスづくり、環境づくりについてみんなで考えながら、ファシリテーションの可能性を探る”というねらいのもと、「学びのスイッチを入れる」ことについて、今回は実際に中高生・大学生から生の声を聞きながら、参加者の皆さんが立場を超えて、一緒になって考えていく会となりました。

まずは、研究会顧問野上先生の開会の挨拶でスタート!
その後、簡単なアイスブレイク。本当に多様なメンバーが集っていることを実感しました。
 

①プロローグ
「子どもの学びスイッチを見つけよう」
新潟青陵大学 教授 岩崎保之

プロローグとして、研究者としての立場から
岩崎先生に「ファシリテーションが学びのスイッチを入れるのでは?」という仮説を検証して頂きました。

とても分かりやすく、興味深い内容で
私の隣に座っていた高校生の生徒さんも
先生のお話に熱心に耳を傾け、メモをとっていました!


「正直、まだ明確な答えを出せた訳ではありません。ですから、今日のこの会で皆さんと一緒に考えていけたらと思います。」と、岩崎先生。

会場の学びスイッチに対するイメージや問いを、ぐんと盛り上げて下さいました。



②中高生、大学生のパネルディスカッション
「私はこれで学びもスイッチが入った」
コーディネーター  新潟大学教育学部2年 角野仁美
白新中学校生徒、 新発田中央高校生徒


 

中高生を囲むように全体の体形を少し変え、
いよいよパネルディスカッションに!

まずは導入として、今回パネルディスカッションに参加してくれる生徒さんの紹介と、それぞれの学校で自分達がどのようにファシリテーションを使っているのか、簡単にプレゼンテーションしてもらいました。



新発田中央高校、吹奏楽部のお2人。
部活でもファシリテーションを用いた話し合いの場を設けているとのこと!




白新中学校のみなさん。
白新中学校は、授業や学校づくり委員会など、様々な場面でファシリテーションを導入しています。
とってもパワフルなプレゼンでした!







そして、私角野がコーディネートさせて頂きながら
「わたしはこれで学びのスイッチが入った」というタイトルのもと、中高生によるパネルディスカッションが始まりました。



まずは先程のプレゼンでも紹介してくれた、ファシリテーションについて、やってみて率直にどう思っているのー?という問いかけから始まり


ファシリテーションや、みんなのやる気のスイッチが入る瞬間について

意見を交わしていきました。




パネルディスカッションの内容を
FGにまとめてくれたのは、国際情報大学の大学生のお2人!









中学生、高校生、大学生のそれぞれの立場から、同じテーマについて考えることはとても楽しく、

また、学年を超えてそれをお互いに尊重し合いながら意見を交わし合うことが出来たのも、
場のファシリテーションの力ですね。

中高生の皆さん、飾らない率直な意見と、楽しい場をありがとうございました!


③ごちゃまぜワールドカフェ
「学びのスイッチを入れるために必要なこととは?」
~中学生、高校生、大学生も交えて、みんなで意欲を引き出すために必要なことを考えよう~



10分間の休憩を経て、ごちゃまぜワールドカフェ!
今日初めてお会いした方、異業種の方、そして中高生大学生も交えてグループをつくり
ワールドカフェを行いました。


一回目は、パネルディスカッションを聞いて感じたこと、気付いたことというテーマ。


そして2・3回目は「学びのスイッチを入れるために必要なこととは?」というテーマについて
グループの皆でざっくばらんに話し合いました。
  
 新アイテム「えんたくん(円卓)」を使って、
今回は模造紙ではなく
段ボールの円卓の上に敷いた紙に書き込みながら
話していきます♪





そして、3回目が終わったところで各グループにポストイットを配り、
今回の話し合いで出たテーマに対する答えやキーワードを書いてもらいました。

それを全体のハーベストとして、集類。 
書けた班から前に貼りに行きます。
 
 

 
 

 集類を手伝って下さった、新潟大学の松尾さん。全体の意見をまとめて下さいました!
 
そして、今日のふりかえり。A4用紙にそれぞれ
今日の学び・感想と、明日からの一歩を記入します。


それをグループ内で共有。



全体でも、中高生、大学生をはじめとする数名の方々の学びを共有しました!














そして最後に、岩崎先生から閉会の挨拶があり
プログラムが終了!!


閉会後、皆様に書いていただいたアンケートからは
・ファシリテーションを取り入れることによって、自分の意見をはっきり伝えられる子ども達が育っていることに驚き、頼もしくなりました!
・ごちゃまぜワールドカフェで中高生含め様々な人の意見を聞けたことが良かった。
・学びスイッチの為の課題設定や働きかけを考えていきたいです。
子どもの姿が生き生きとしていました。その姿がファシリテーションの良さを物語っていました。
・自分の職場や授業でももっとファシリテーションを取り入れていきたい!


などなど様々な意見を頂きました。


このように世代や立場を超えて、様々な問いについて皆で考えていく場が
これからもっと必要とされるのではないかと、改めて思いました。
その際に、有効な手法であり理論であるのがファシリテーションなのではないかと。

書ききれないほど、たくさんの学びを頂いたセミナーでした。
参加者、スタッフ、そして来てくれた中高生の皆さん!
本当にありがとうございました。








 

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